コートについて。
本日はコートについて、ご説明をしていきます。
先ずはデザインの説明を。
こちらの写真は、シングル3釦段返りのチェスターフィールドコート(Chesterfield coat)になります。
19世紀にイギリスで誕生した伝統的なコートスタイルで、現代でもフォーマル・ビジネス・カジュアルと幅広く着用されているモデルになります。
イメージとしては、スーツのジャケットの丈をそのまま長くしたようなデザインで、すっきりとしたシルエットが特徴です。昔からスーツスタイルに合わせる定番のコートとして親しまれています。
こちらのコートは、ダブルブレストへの変更が可能です。また、飛翼仕立てへのアレンジや、襟・ポケットの形状変更など、お好みに合わせたディテールのカスタマイズにも対応しております。
一般的にファブリックには、ソリッドのカシミヤ(CASHMERE)やウール素材、又はヘリンボーン織りの素材を使用します。
以下は当店でご用意しているファブリックになります。

LORO PIANA / 100% Cashmere 470gms / m
最高級のカシミヤを取り扱う生地メーカーになります。長い歴史の中で培われた知識や技術を生かしたクオリティの高い製品を作り続けています。
特別な一着をご検討の方におすすめです。

MTR / 100% Cashmere 445gms / m
Manifattura Tessile Risaliti(マニファットゥーラ・テッシーレ・リサリーティ)
略してMTR。イタリアのプラトー地区を拠点とする生地メーカーになります。こちらも上質なカシミヤ素材になります。

MTR / Wool 85% & Cashmere 15% 440gms / m
こちらはウールとカシミヤの混紡素材になります。カシミヤをブレンドすることで、ウールの程よいハリ感に加え、滑らかで上質な肌触りを実現しています。
次はバルマカーンコート(ラグランスリーブコート)。

このコートの誕生には諸説ありますが、19 世紀半ばにスコットランド・インヴァネス近郊の「Balmacaan(バルマカーン)」に住んでいたアメリカ人実業家 Bradley Martin がこの土地の伝統的なツイード素材を用いてデザインしたことに由来したと記載がありました。
袖付けが襟元から脇にかけて、斜めに袖がつけられたラグランスリーブになっており、厚みのあるニットの上からでも羽織れるように、ゆったりとしたシルエットが特徴です。
カジュアルなスタイリングからスーツの羽織としてもお使いいただける汎用性の高いデザインが魅力です。
写真のコートはHARRIS TWEEDで製作したもので、スーツに合わせるためスタイリッシュなシルエットになっています。
以下は以前ご紹介したLOVAT TWEEDで製作したバルマカーンコート。
https://grenville-tailoring.hatenablog.com/entry/2025/09/21/195907

上記のハリスツイードよりゆったりとしたシルエットのパターンで製作しています。
こちらはダブルブレストに変更が可能です。
お選びいただく生地の色や柄によっては、より汎用性の高いコートになります。
そして、ツイード素材について。
当店でご用意しているコート用のツイード素材には、「LOVAT」、「HARRIS TWEED」、「The J.SHEPHERDS」などがございますが、本日はその中から「The J.SHEPHERDS」をご紹介いたします。

国島のオリジナルツイードになります。
日本で育てた羊から作った純国産ツイードで、英国製に負けない優れたクリンプ性を持ちます。原料の良さを活かすよう、本来の風合いを追求して織られたツイードです。



The J.SHEPHERDS Wool 100% / 650gm/ m
色柄のバリエーションは多くありませんが、生地の質感は英国製にも劣らず、非常にしなやかで弾力性に富んでいます。また、耐久性にも優れたしっかりとした生地ですので、経年変化を楽しみながら、長くご愛用いただけるコートに仕上がるかと思います。シンプルな色柄のため、コートやカントリージャケットだけではなく、スーツ生地としてもおすすめです。
本日ご紹介したチェスターフィールドコートやバルマカーンコート(ラグランスリーブコート)に加えて、ポロコートのお仕立ても承っております。詳細につきましては、ぜひ店頭にてご確認ください。
Grenville グレンヴィル
〒862-0975
熊本県熊本市新屋敷3丁目-7-5 坂根ビル1F
TEL:096-342-5849
営業時間:11:00-19:30
website https://www.grenville.mtm-suit.com/



コメント
コメントを投稿