WILLIAM HALSTEAD / SUMMER KID MOHAIR HOPSACK SUIT

本日は、WILLIAM HALSTEAD(ウィリアム ハルステッド)のモヘア混紡生地を使用した、ホップサックのスーツをご紹介します。

今回は、お仕事で日常的にスーツを着用されるお客様から、「夏場でも涼しく、快適に着用できるスーツが一着欲しい」とのご相談をいただき、お仕立てした一着です。


使用したのはこちらの生地。

74% Wool, 26% Summer Kid Mohair, 280/300gms / m
細くて非常に柔らかい、稀少なキッドモヘア(生後1年未満の子ヤギの毛)を混紡。
写真では一見、一般的なホップサックのようにも見えますが、メッシュ素材のように通気性に優れた生地となっています。
さらにモヘア特有のシャリ感とドライな手触りが特徴。
汗ばむ夏場でも肌にまとわりつきにくく、さらりとした着心地を楽しんでいただける生地です。

できるだけ生地の特徴が伝わるよう、ハンガーに吊るしてみました。
夏用のスーツですので、背抜き仕様にしています。
ご覧いただくと、向こう側が見えるほどの透け感があり、風が抜けるような生地感がお分かりいただけるかと思います。

そして、こちらが出来上がりのイメージです。
クールビズを想定した夏用のスーツではありますが、決してカジュアルな印象のスーツではありません。
英国生地ならではのハリとコシ、そして仕立て映えの良さがあり、しっかりとした輪郭のあるスーツに仕上がっています。

やや透け感のある生地のため、裏地や袖裏には表地に合わせてネイビーを選びました。
細かな部分ですが、こうした色合わせもスーツ全体の見え方を左右する大切なポイント。

スラックスはベルトループレスのサイドアジャスター仕様。

ウエスト周りをすっきりと見せながら、ベルトを必要としないクラシックなスタイルに仕上げています。

さらに、2プリーツを採用し、ヒップ周りには適度なゆとりを持たせました。

見た目の美しさだけでなく、日常の仕事着として一日を通して快適に着用できることも考えた仕様です。

生地の選択から仕様まで、夏場の着用を想定して一つひとつ選んだ今回のスーツ。

完成した一着をお客様にも大変気に入っていただき、私もとても嬉しく思います。

「夏でも涼しく着たい」というご要望に対して、単に薄い生地を選ぶのではなく、素材の特性や仕立て、ディテールまで含めて考える。

これからも、お客様それぞれの着用シーンに寄り添った一着をご提案できるよう、丁寧に仕立てていきたいと思います。

この度は大切な一着をご注文いただき、誠にありがとうございました。


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